鑑賞教室 「太神楽」

 「太神楽」とは江戸時代末期から寄席芸能として広く大衆の人気を集めた、日本の総合演芸で神楽の一種です。

 本日、江戸太神楽の仙若さんと花仙さんを本校にお招きして、体育館で曲芸を披露していただきました。A組系列とB組系列に分かれて鑑賞しました。

 複数本の撥をいろいろな形で放って受ける曲撥(きょくばち)、台になる部分を顎に立て、その上に板や茶碗を積み上げていく五階茶碗の曲(ごかいじゃわんのきょく)、開いた和傘の上でボールや枡を回す傘の曲(かさのきょく)を演じてくれました。実際に目の前で見ると、生徒から「おぉー」とか「すごーい!」などの声が聞こえ、拍手が自然と沸き起こりました。

 少しの時間だけ、生徒も「傘の曲」を体験させてもらいました。実際のボールは難しいので紙風船を回しました。上手にできて拍手をもらい満足そうでした。生徒にとって、あまり知らなかった太神楽を目にする機会となり、とても有意義な鑑賞教室となりました。仙若さんと花仙さん、ありがとうございました。